存在が
























Shi is

























(そろそろいいかな…)

























ちょっと前からあたしは
携帯を片手に
あっちへこっちへ移動してる



















慌てているわけでもなくて




焦っているわけでもないんだけど


































電話をするかどうか





迷ってるの













ヒカルに


























しようって決めたはずなんだけど・・・










どういうタイミングでかければいいのかって






悩み続けて




どのくらい時間が経ったかな

































「よし!かけよう!」











って意気込んで

















忙しいかも…











って

ためらって

























さっきからそれの繰り返し





































「やっぱりかけるべきだよね」





















何度目かの決心をして
あたしは、ケイタイを握りしめた
































急に電話が鳴り出して

































「も、もしもしっ?」
「あかり?俺だけど」
「え?ヒカル?」
「うん」



















びっくりした勢いで出ちゃったら
相手はヒカル












確認しないで出てしまったから

その声に驚いた

























「今ね、ちょうどかけようと思ってたの」
「それでどもった声だったのか」
「ど!?どもってなんかないよ?」
「気付いてなかった?」
「どもってないもん!」
「はいはい」



















ヒカルのいつものからかい方





軽い口げんか



とも言えない会話を交わして




























「どうかしたの?」














ヒカルからかけてくることはあんまり








って言うよりも、滅多にと言うほど少ない









めずらしいこと















ただあることを除いては



































































「ん?あー…」













なんとなく









言いたいことわかった














だけど気になるから聞いてしまった







それだけのこと
































「今から、ヒカルのとこ行ってもいいかな?」

















ヒカルがいいづらい時は、自分から言ってあげよう















ヒカルが電話をかけてくるのは

あたしを必要とする時




必要としてくれる時だから

























弱音を吐かないヒカルだから







吐ける場所を作れるように












大切な時

そばにいてあげたい































「ああ」
「じゃあ、行くから。待ってて」
「ん。」

















あたしは急いで電話を切って





ヒカルのいる場所へ急いだ





























いるのがわかっているから
一応インターホンを鳴らす





























「あかり」
「来たよ!」
「ああ、入れよ」
「お邪魔しまーす」















ヒカルの部屋に来るのは久しぶり















そんな毎日来れるものじゃないけど


























「悪いな」
「何が?」
「呼び出したみたいで」

















何か


ヒカルらしくない?



























「いいよ。あたしも会いたかったし」
「そっか」








そうやって笑う顔は、いつものヒカル

























「おなかすいてない?何か作ろうか?」
「ラーメン食べたい」
「はいはい」










ヒカルの好きなもの


作ってあげるよ






















「なぁ、あかり?」
「何?」
「迷惑じゃない?」
「・・・え?」














どういうこと?
























「ヒカル?何言ってるの?」
「だってさ、ほら。
俺、仕事忙しかったりすると、お前に連絡ひとつしないじゃん?」
「・・・それが何?」
「それなのに、自分がいてほしいときだけ呼ぶなんて、なんていうか・・・
自分勝手だなって」















ヒカル

そんなこと思ってたの?

















「迷惑なんかじゃ・・・ないよ」
「あかり?」



















毎日だって




会いたいって思った時



あるよ










いつも会いたいって思ってるよ











だけど

























「頑張ってるヒカルが、あたしは大好き」













会えなくてもそばにいるって




信じてるから































「あたしはね、ヒカル
ヒカルと一緒にいられたら
それだけで幸せなんだよ」












毎日じゃなくていい







つらいときだけでいいの















頼りたい時だけ必要としてくれれば








それであたしはいいの






























「だから、そんなこと言わないで?
あたしは、ヒカルの力になれることが嬉しいんだよ」
「・・・さんきゅ」















お礼を言うのはあたしの方

















あたしにしか見せないでいてくれること



























「ヒカルが迷惑だって言ったって
あたしはそばにいるんだから」
「ん。」












ヒカルが望んでくれれば



あたしはどこにだって付いていく












ヒカルのそばにいられることが

あたしにとっての幸せ



















「さー!美味しいラーメン作るぞー!」
「失敗するなよー」
「ヒカルも手伝うの!」
「へ?俺も!?」
「ヒカルも!」

















包み込んで




ヒカルを少しでも癒すことができればいいな






















そばにいるしか出来ないけど















ヒカルを守れますように
















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カウンター8765番を踏んでくださった中島美智さまへv
リク「恋人前提で、あかりちゃんに癒される進藤さん」でした。

嫌なことがあると、マイナー思考になってしまうのは、誰でも同じです。
その時、誰かがそばにいてくれたら、そんな気持ちはどこかへ飛んでいきます。
それが大好きな人なら、それだけで幸せになれるのです。
弱気な進藤さんを支えてあげたいと願うあかりちゃん。
自分にしか見せない進藤さんを、大切にしたいと。イイコなのですv
優しい人は気づきません。そばにいることが、何よりもその人の勇気になっていること


とにもかくにも、8765番踏んでくださり、どうもありがとうございましたvv
これからもどうか、よろしくお願いいたします(ぺこり)








音羽桜姫 拝







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